向上心の足跡

子育てエンジニア的つぶやき集

0歳・3歳連れで 紅葉シーズンの高尾山ハイキング

11月中旬の週末に、日帰りで高尾山に登ってきました。
お天気もよく、とっっっても気持ちよくて楽しめたのですが、事前にリサーチしたにもかかわらず予想外のことが多かったので、持ち物・交通手段・ルートなどのメモ。小さいお子さんと高尾山にいく人の役に、少しでも立ちますように。

高尾山に行こうと思ったきっかけは、紅葉見に行きたいなーと思ったのと、そろそろ次女連れてハイキングもできそう!と思ったこと。あとはハイキングで調べてたら、高尾山は山頂までベビーカーで行けるらしいぞ、ということがわかったこと。

f:id:kusuwada:20191119084255j:plain

今回は3歳の長女と、0歳5ヶ月の次女、私と夫の4人で行きました。パーティー詳細。

  • 夫: 健康体だが運動不足。普段運動全くしません。
  • 私: おなじく健康体だが運動不足。同じく普段運動全くしません。
  • 長女: 3歳1ヶ月。家が坂の上なので、日々歩いて鍛えている。体重軽め。
  • 次女: 0歳5ヶ月。ほぼ母乳なので授乳必須。もちろん歩けない。

目次

交通手段

  • 車で行くなら駐車場が埋まらないうちに!
  • 臨時駐車場があるっぽいので、満車でも諦めない
  • 車で授乳できるのは大きい

高尾山口までは、電車 or 車 どちらで行こうか悩みました。
横浜から出発だと、結構電車でも車でも時間がかかります。帰りに子供二人が寝ることを考えて、今回は車で行くことにしました。電車でもシーズンだと混みそうですし。

事前に他のサイトでリサーチしたところ、紅葉の時期は特に、車だと駐車場がすぐ満車になるとのこと。9時には着いておきたいとあったので頑張りましたが、渋滞してたりして 9:20 頃に高尾山口駅付近に着きました。
着いてみたら、付近の駐車場が軒並み満車だったので焦りました💦

駅の駐車場ももちろん満車だったのですが、ダメ元で入ってみると誘導員のおじさんが。
何やら更に奥にいくつか駐車場がある様子。案内されるがままに進んでみると、数台分の砂利の駐車場がいくつかありました。私達はその中でも遅い方だったらしく、完全に民家の駐車場(1台用)なスペースに案内されました。
途中から家主さん?らしきおばちゃんが案内してくれ、前払いで1000円お渡しして止めさせていただきました。

f:id:kusuwada:20191119085725j:plain:w300

結果的に車を止められたから良かったものの、やっぱり車止められなかったら始まらないので、結構賭けです。もっと遠い駐車場もありましたが、子連れで遠くの駐車場はかなりきつい。
また、行きも帰りもそれなりに渋滞していたので、運転手(夫)は結構疲れたと思います。電車は電車できっと疲れると思いますが、よく相談して選びたいところ。

今回車を選択して良かったことの一つに、授乳があります。後でも触れますが、高尾山口駅付近には授乳スペースがないので、社内で授乳・オムツ替えを済ませました。電車の場合は授乳ケープで、ケーブルカー駅前のベンチで授乳、ですかねぇ。

持ち物・ごはん

山頂でお弁当を食べる場合は、とても混んでいるのでレジャーシートがあると、ベンチが相手無くても座れるので安心です。他には特に「これ」という持ち物はなかったです。
一応持ち物一覧を。

  • おむつ・おしりふき(兼万能ウェットティッシュ)・オムツ替えシート(屋外でも使えるように)
  • 授乳ケープ or ミルクセット or 離乳食
  • 次女の母子手帳
  • ベビーカー
  • 抱っこひも(長女・次女兼用)
  • 子供用着替え・タオル
  • 帽子・日焼け止め
  • レジャーシート
  • お弁当・水筒
  • カメラ

お弁当は、途中でお団子・おせんべい等が買い食いできますし、山頂ではカレーやお蕎麦が食べられるので必須ではないです。が、シーズンはお店もやっぱり激混みだったので、持っていくほうが無難かと思います。

お店スポット

  • 山の麓: 電車の駅〜ケーブルカー駅までの間にお店がいくつか。お蕎麦屋さんやカフェも
  • ケーブルカーの山腹の駅: お団子屋さんや栗。お酒も飲める。
  • 薬王院まわり: 出店がいくつかあるので買い食いできます。ソフトクリームやさんも。
  • 山頂: カレーやお蕎麦が食べられます。自販機もあるので飲み物も補充可能。

f:id:kusuwada:20191119085643j:plain:w200 f:id:kusuwada:20191119085557j:plain:w400f:id:kusuwada:20191119085602j:plain:w400

ルート

  • 我が家のパーティー構成だと、ベビーカーじゃなくて抱っこ紐×2にすべきだった
  • 車椅子で山頂まで登ってる人もいたよ(付添3人)
  • ベビーカーで山頂を目指す場合は、途中未舗装の山道あり。迂回路を使うよ。
  • 紅葉シーズンは、帰りのリフト・ケーブルカーが激混みで1時間以上待ちになるかも
  • 高尾山駅より下の1号路は、結構急でベビーカーや幼児はきつい

今回はこれも悩みましたが、ベビーカー+抱っこひもで山頂まで行くことに。ちなみにうちのベビーカーは9kgのバギーです。重いので持ち上げるのはしんどいけど、悪路にはそこそこ強い。

まずはマップ・ルートが見れるサイトの紹介。
色んなサイトが引っかかりましたが、今回見ておけばよかったサイトがこちら。

www.keio-takao.jp

各ルート(1号~6号)を個別に表示、説明してくれています。とてもわかり易い。予習に最適。

特にベビーカー推奨ルートが、事前リサーチではよくわからなかったのですが、下記のサイトの "4歳児と階段を使わずに登頂した1号路中心のルート" でした。

nature-kapinon.com

他のマップには出てこないので、私達も薬王院あたりでベテラン登山客のおばちゃんに教えてもらいました。
メインの1号路をずっと進んでいくと、天狗のいる薬王院から階段が続いてしまって詰みます。ここから迂回路があるのでそこを通るんですね。

理想的には

  • 高尾山口駅から少し歩いてケーブルカーの駅「清滝駅」へ
  • ケーブルカーで山腹の「高尾山駅」へ
  • 1号路で天狗像のある薬王院
  • 薬王院を過ぎて階段が出現したら、そこをスルーしてちょっと進み「富士道」という裏道へ
  • 富士道を登っていくと、途中で5号・1号と合流し、山頂に到着
  • 帰りはその逆をたどる

でした。

が、このシーズン、あまりにも人が多く、帰りのケーブルカーが1時間待ち。整理券をもらって、券を買って、待つ。事前に帰りの券を買っておくのも手だと思うんですが、結局券を買っていても整理券をもらって順番を待たねばならず。これが1時間待ちでした。リフトも同じような状況だったみたい。歩いて下ると40分とのことだったので、1号路を歩いて降りました。歩いて降りるという選択ができるほどには、このときは元気だったのですが、歩いて降りたあとは夫も私も足がガクガク、疲れ切っていました…。1号路ってこのケーブルカーでskipできる部分、結構急な坂道なんですよね。抱っこして降りるのも、ベビーカーを引いて降りる(登る)のも、かなりきついと思います。

ルートの反省としては、まず、「ベビーカーじゃなくて抱っこひも×2で行くべきだった」です。もともと長女は行きは頑張って歩く予定でしたし、帰りは寝ても抱っこ紐があれば、体重軽めなのでまぁそこまで負担ではなかったかなと。それより未舗装の山道をベビーカーで無理やり進むのが、場違い感半端なかったです。

f:id:kusuwada:20191119084937j:plain:w400

更に抱っこのほうが、行きも帰りもケーブルカーではなくリフトが使えるし。※帰りのタイミングでは、リフトも同じくらい乗れなかったらしく、諦めて歩いて下っている人たちが結構いました。

ただ、子供が15kg超えだったり、その他の事情によってベビーカーはありだったと思います。このルートで、車椅子で来られている方もいました。(ただし車椅子1つに付き付添の大人3人)。
事前にこういった↑ブログも見つけて読んでたんですが、もともと「山大好き!歩いて登るべし!」って感じの方が書いてたので、まぁベビーカーでええやろー、と思っちゃってました。実際、薬王院あたりまではベビーカーもたくさんあったのですが、薬王院の麓にベビーカーがたくさん置いてあったので、皆さんそこで乗り捨てて山頂まで行ってるのかもしれません。(預かってくれるかは未確認だけど、誰も見てなかったのでおそらく乗り捨て。)

ちなみに、薬王院のそばの1号路の階段をベビーカーごと担いで登っちゃえば、舗装された道をベビーカーで行けるのでは?と思ったのですが、その後も階段が続いていたようで、やらなくて正解でした。

ベビーカーで行く場合は、帰りも1時間待ってでもケーブルカーで帰るのが良さそう。

でも山腹までの1号路、ベビーカーではきつかったですが、景色がどんどん変わって面白いので、もう少し子どもたちが大きくなったら歩いていきたいかな。

f:id:kusuwada:20191119084946j:plain:w400

※根っこがむき出しの木が並ぶ路。

ケーブルカーもとても景色がよく、電車好きの子がいるなら絶対乗るべし!テンション上がること間違いなし。

f:id:kusuwada:20191119084817j:plain:w400

スケジュール & 授乳

  • 9:30 高尾山口駅着、車を止めて社内で授乳
  • 12:30 山頂着。お弁当を食べてからビジターセンターで授乳
  • 16:30 下山、高尾山口駅着。車内で授乳

こんな感じでした。高尾山エリアでは、ケーブルカーの山腹駅「高尾山駅」降りてすぐの「スミカ」というお店に授乳室が一つあり、店員さんに声をかけて使えるそうです。また、山頂のビジターセンターでも、職員さんに声をかけると、授乳用に部屋を用意してくれます。今回は運良く自分だけでしたが、もし希望者が複数いたら複数人で使う感じになるのかな?
なんにしても、授乳ケープは持ってったほうが良さそうです。

その他

山頂付近の迂回路をベビーカーで下っている時に、登ってくる20名くらいの集団に出会いました。2列に整然と並んで、隣の人と皆熱心に話をしながら登っています。
よく見てみると、右列が全員男性、左列が全員女性…!これはまさか!!!と、ガン見しながら降りていると、私達の後ろを歩いていた女子二人組みも「あれ合コンだよ!」「最後尾だけ女性二人だったねー。人数揃わなかったのかな?」と。
ほーほー、そんなのもあるのね!とちょっと調べてみると「山コン」と言うらしい。なんて健全な合コン!

山下りの最後が大分キツく、私は乳児を抱っこして下っていたのですが、おんぶにすればよかったと後悔。長女が1歳くらいのときは、夫と交互でおんぶしてハイキングしたんでした。すっかり忘れてた…。
で、後半の足ガクガク、足が痛いよー!くらいの状態になって、ふと昔の旅行を思い出すなどしていました。特に海外に行くと、時間がとにかくもったいない!あれもこれも見たいし、動ける限界まで動いていたい!とやたら外に繰り出し、歩きまわっていました。
子連れ旅行ではもうできないやつ。同期と旅行に行ったときも、夜は酒盛りがあったり、他の人のペースにも合わせなきゃなので、でこういう「とにかく歩きまくる」旅行ってしばらくしてないし、この先もしばらく無いだろうな、と思うとちょっと懐かしい気持ちに浸っちゃいました。
そんなことを思い出せたので、疲労困憊でしたが、とても気持ちの良い疲労でした。

まとめ

  • 車で行くか電車で行くか
  • ベビーカーで登るか抱っこ紐にするか
  • どのルートが良さそうか
  • 授乳はいつどこでするか

こんなことをつらつらと書きました。行く前に最低限これくらいはイメージしておきたいところ。

秋晴れの気持ちの良い日に山に登ったことで、心身ともにリフレッシュできました!ガクガクの足も筋肉痛のお尻も、普段全く運動しない私達にとってはむしろ心地よい疲労…!
特に3歳の長女にとっては、山に行くのも良い経験だと思うので、乳児がいるからと諦めずに行ってよかったです。

ちょっときれいに取れた薬王院の写真たち。紅葉シーズンは混むけど、やっぱりいいです。

f:id:kusuwada:20191119085801j:plain:w300 f:id:kusuwada:20191119085831j:plain:w400

少しでも今後行く方の参考になれば幸いです!